安川電機は、足関節の運動機能の低下による歩行困難者が歩行練習を行うときに足関節の動きをアシストする足首アシスト装置「CoCoroe AAD(ココロエ エーエーディー)」を1月22日から発売した。
同装置はコントローラと短下肢装具で構成されており、短下肢装具を履いてストラップで固定し、コントローラを腰部にベルトで締めるだけで簡単に装着でき、複雑なセンサの取り付けなどは不要。
歩行に求められる足首の底屈・背屈の動きをモータで補助することで、歩行練習を安全かつ長時間、反復して行うことが可能。対象者は歩行時の足関節の動きを体感することができ、今まで介助者が行うことが難しかった足関節の動きをサポートしながらの歩行練習を実現する。
また、コントローラの4つのボタンだけで全ての操作が可能。対象者の身体機能・歩行状態に合わせて、歩行周期、底屈・背屈角度、アシスト力を設定できる。
同社では長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げるヒューマトロニクスの事業領域確立に向け、医療・福祉分野での製品開発を進めており、その一環として同装置を開発。介護施設、病院等における使用を想定し、実証評価モデルにて国内のリハビリテーション現場のニーズを吸い上げながら改良を行ってきた。