最新技術 新たな価値創造
2月14日(水)から16日(金)の3日間、東京ビッグサイトで、コンバーティングテクノロジー総合展(主催:加工技術研究会、JTBコミュニケーションデザイン)が行われる。同展は、新機能性材料展2018と、プリンタブルエレクトロニクス2018、3次元表面加飾技術展2018で構成される。また同時開催でnano tech2018、3D Printing、ASTEC2018、SURTECH2018、Inter Aqua2018、ENEX2018、Smart Energy Japan2018、電力・ガス新ビジネスEXPO2018が行われる。
コンバーティングテクノロジーとは、加工技術研究会によると「コンバーティング(Converting)を、『プラスチックフィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、繊維、鋼板、ガラスなどの比較的薄い基材に、コーティング、ラミネーティング、プリンティング等の新たなプロセスを経て、新たな価値を生み出す行為の総称』と定義している。
コンバーティングは、コーティング、ラミネーティング、プリンティング、スリッティングなど、多彩な要素技術を組み合わせた集積技術。その成果は、パッケージング、農業・園芸、建築・土木、情報・通信、電力、交通・運輸、医療・ヘルスケア、セキュリティ、環境、防災などの幅広いフィールドで、現代社会が生み出す種々雑多なニーズを充足するために活用され、バイオ・テクノロジー、ナノ・テクノロジーなどの近未来の分野にもその可能性を広げ、ますます注目度が高まっている」としている。
■印刷技術をエレクトロニクスに活用
プリンタブルエレクトロニクス展
プリンタブルエレクトロニクス展は、印刷技術を用いて電子回路やデバイスを形成する材料・プロセス技術が集結する展示会で、今回で10回目を迎える。
IoT用途のフレキシブル・ウェアラブルデバイスの生産拡大に貢献するプリンタブル技術は、「軽い」・「薄い」・「曲がる」・「伸びる」・「つながる」といった特性に焦点を当て、人のセンシングを通して、スポーツやエンタメ、医療・介護の現場を変える未来の技術を展示する。
同時開催のセミナーでは、流通・小売業で導入が試されるRFIDについて実用化の現状や課題、回路印刷によるパッケージへの応用について取り上げる。
■市場ニーズに対応
3次元表面加飾技術展
3D Printing
3次元表面加飾技術展と3D Printingは、付加価値を創造するモノづくりの展示会として開催する。
従来のモノづくり現場における商品開発・生産プロセスの潮流は変革期を迎え、機能性や意匠性など高付加価値を求める技術や、細分化・個別化する市場ニーズに応えるため、試作段階より低コストでスピーディーな開発が求められている。
見た目や素材感、触感を生かしたモノづくりの展示会「3次元表面加飾技術展」では、塗装代替としてのフィルムの可能性だけでなく、めっきなどのフィルム以外の加飾表現から触り心地の評価に関する研究が集結する。
3Dプリンティング/アディティブマニュファクチャリング技術のあらゆるソリューションが集結する「3D Printing」展では、開発プロセス・デザイン設計を一新すべく、加速する金型や成形などの既存技術との応用事例を含む、確実な進化を遂げた製品・テクノロジーが披露される。
■最先端材料の研究成果など最新情報
nano tech&新機能性材料展
nano techと新機能性材料展は、最先端材料の研究成果・実用化最新情報が得られる展示会として開催する。カーボンナノファイバー(CNF)はさまざまな用途への応用が期待される反面、大量生産や実用化の課題がまだ数多く残されている。同展では、製造プロセスの技術開発や最新動向、そして具体的な実用化事例までを広く網羅し
CNFの最前線に迫る。