東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)は、「新春懇談会」を東京ガーデンパレスで2月9日開催した。
冒頭あいさつに立った藤木理事長は「国内の景気も戦後の2番目の長さで好況が続いており、来年1月まで継続すると最長となる。足元の状況をみると更新するのではないかと思う。半導体、電子部品を中心に需要が伸長しており、一部には品不足も聞かれる。AI、IoT、自動運転などの話題が新聞紙上をにぎわしているが、われわれの関係する業界であり、垣根が低くなって横のつながりがますます重要になっている。TEPはこのつながりを今後も進めていきたい」と述べた。
また、来賓で挨拶した全国電子部品流通連合会の岡本弘会長は「スマホ、クラウド、車載、IoTなどの市場拡大で半導体の需要が大きく伸長し、史上初めて4000億ドルを突破する見通しになっている。今年もこの好景気が続くと見られ、戌年の鋭い臭覚でニーズを察知し敏速にチャレンジしていきましょう」と期待を込めた。
新春講演は、東京都中小企業振興公社の松林伯尚氏と小室奈津子氏が「事例から学ぶ事業承継のポイント」と題して行った。