アイ・オー・データ機器とシュナイダーエレクトリックは、クラウド型のNAS見守りサービス「NarSuS(ナーサス)」で連携する。
「NarSuS」は、NASの動作稼働状態を把握することでシステム管理者の負担軽減を目指した独自のクラウドサービスで、2011年からアイ・オー・データ機器が法人向けに無償で運用している。Webベースの管理画面でインターネット環境があれば、LAN域内だけでなく、遠隔地からもNASおよびNASに接続された外付けハードディスク、UPS(無停電電源装置)の状態を確認することができ、トラブル発生時にはメールの通知やガイダンスによる対処方法の案内などをシステム管理者に行う機能を備えている。
今回の連携に対応する製品は、Windows Storage Serverを搭載したアイ・オー・データ機器のNAS「LAN DISK Zシリーズ」と、シュナイダーエレクトリックの「Smart UPS SMTシリーズ」。SMTシリーズは最大3000VAの出力にも対応した法人モデルで、小型の据え置き型だけでなくラックマウント型もラインアップしており、両社とも中規模以上のシステム環境での導入実績を重ねてきた製品群となっている。
なお、「NarSuS」でUPSのバッテリーの劣化状態も確認できるため、バッテリー運用が必要になった際、バッテリーが劣化して電源供給ができないというリスクを回避することができる。