HDMI LAは、2017年に1800社のHDMIライセンス企業が9億のHDMI対応製品を出荷し、累計で70億デバイス数に達したことを、先日行われたCESの会場で発表した。ロブ・トビアス社長は「4Kの超高解像度テレビによるHDR画像はほんの数年前までは珍しいものだったが、現在では広範囲に利用できるようになった。今回、HDMI2.1規格の発表、HDMI対応のVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、ドローンカメラや車載用カテゴリーの登場により、HDMI技術は新たなユーザー層と販売領域の拡大や、将来の機能進化を可能にする」と話した。
CES会場では、8K60Hz、4K120Hzを含み、10Kまで対応可能なHDMI2.1規格対応の先進技術を展示。
ダイナミックHDRサポートは、シーンやフレームごとなどすべての瞬間深度、ディテール、明るさ、コントラスト、幅広い色域かの最適表示を実現。超高速HDMIケーブルは、非圧縮HDMI規格バージョン2.1機能サポートに関して48Gの帯域幅をサポートし、電磁妨害も低減。eARCは、接続性を単純化し、最高品質の最新のオーディオフォーマットをサポートして、オーディオデバイスとHDMI2.1製品との互換性を確実にする。
リフレッシュレート機能は、スムーズでシームレスなパフォーマンスを実現。可変リフレッシュレートは高精細で滑らかなゲームプレイを実現し、映画と動画用のクイックメディアスイッチングは、表示前の空白時間の遅延を排除。クイックフレームトランスポートは、スムーズでタイムラグのないゲームやリアルタイムインタラクティブVRでの待ち時間を低減する。自動低レイテンシモードは理想的なレイテンシ設定を自動的にセットし、スムーズでタイムラグのない、連続視聴とインタラクティブな状態を可能にする。