トッパン・フォームズは、ゲートを1~2秒通すだけで箱を開封せずに複数の物品に取り付けられたICタグを一括で読み取り、入出庫時の検品作業などを効率化する「ゲート型RFIDリーダー」(特許出願中)をマスプロ電工(愛知県日進市)と共同開発し、1月30日から発売した。
新製品は、トンネル形状の金属筐体に高指向性アンテナから放射される電波を特定エリア内に閉じ込めることで電波漏れを抑制し、ゲート内を通過する複数のICタグの高精度な読み取りを実現。UHF帯ICタグにより梱包したまま一括で検品が可能で、検品作業の効率化に貢献する。
アンテナとリーダーが一体化した一体型ユニットのため、従来のゲートリーダーのような設置工事が不要。また、調整用ハンドルを回すだけでアンテナ位置の調整が簡単にでき、物品のサイズ変更などに対応可能なため、専門的なスキルがなくとも読み取り性能の調整ができる。