横河計測(東京都武蔵野市)は、同社の光通信関連機器用マルチアプリケーションテストシステム「AQ2200シリーズ」の新ラインアップとして、高確度で高安定に光パワーを測定できる光センサヘッド「AQ2200-232」を開発、1月30日から発売した。価格は光センサヘッドが90万円~、インタフェースモジュールが25万円。販売目標は海外含め2018年度が80台、19年度が150台。
新製品は、光通信ネットワークに必要な光トランシーバや光ファイバコードなど光部品の生産ラインにおける試験・検査システムに最適な光センサで、シンプルな光学系、受光素子の恒温制御などにより、環境依存度を抑え、パワー測定時の不確かさ性能で業界最高クラスの1.8%を実現。レーザパワーの校正用基準器としても使用できる。
直径5ミリメートルの受光素子を搭載しており、手元での空間光の測定が可能。また、単一レンジで測定できるパワーの範囲を30に拡大、I-L特性(駆動電流対光パワー特性)を高速に測定する。
さらに、近年の光パワーの高出力化に対応するため、15dBmまで測定可能となっている。
「AQ2200シリーズ」は、さまざまな光デバイス、光伝送装置の測定、評価に最適な測定ソリューションを提供。Grid波長可変光源、高分解能で高速な光減衰器、省スペース光スイッチなど、各種プラグイン測定モジュールをラインアップしており、これらのモジュールは、1つのプラットホームに自由な組み合わせで実装できる。