【日本国内】
▼JSR
四日市工場(三重県)内に新研究棟(Center of Materials Innovation)を建設した。
同社は同工場内に石油化学系事業およびファイン事業(半導体材料事業・ディスプレイ材料事業等)のための研究所を保有。17年に創立60周年を迎えたことを契機に、これらの研究所に加え、今後のさらなる成長を見据えて、新しい形の研究棟を稼働させる。
延床面積は7286平方メートル。
▼明治
岡山県倉敷市にザバスブランドで販売しているプロテインなどを生産する新工場を建設する。
スポーツ栄養市場は近年急速に拡大しており、中でもプロテイン市場は17年度は約300億円になる見込みと、10年前に比べて約3倍もの規模に成長。今後もさらなる市場拡大を見込む。
延床面積は約3万平方メートル、生産能力は年間約1万1000トン 、投資金額は約180億円(うち約14億円は用地取得費用)。着工は4月頃、生産開始は11月の予定。
【海外】
▼東プレ
米国自動車市場が好調に推移するなか、今後のさらなる自動車用プレス部品需要を見据え、100%出資子会社Topre AmericaおよびTopre Autoparts Mexicoにおいて既存工場の建屋増築やプレス機導入など合計130億円の追加設備投資を行う。
稼働開始はいずれも20年の予定。
▼日東精工
中国の連結子会社である日東精密螺絲工業(浙江)(NPS)が、敷地内に第二工場を新設する。
NPSは家電、IT・情報機器を中心に事業活動を行っているが、ローカル競合メーカーの台頭による価格競争の激化と技術力の向上による品質要求の高度化が表面化。その対策として、自動車業界参入に向けた高付加価値製品の生産設備、品質管理体制をより強固にするための検査設備の増強を行い、2年後に生産能力ならびに売上高を現状の1.5倍に引き上げる計画。
稼働開始は20年6月の予定。
▼マブチモーター
旺盛な自動車電装機器用モーター需要に対応するため、生産子会社であるマブチモーターベトナムの分工場を新設する。
グループにおける生産設備の開発および製作体制、ならびに基幹部品の生産体制を強化することで、グループ全体の小型モーター生産・供給能力を高め、増加する需要に応える。
工場建屋面積は約1万3600平方メートル、操業は19年第3四半期の予定。
▼三菱自動車
フィリピンにおける同社の生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズで、新たにプレス工場の操業を開始した。
新工場はフィリピン最大のプレス機を備えており、2直の生産体制で年間3万5000台の車両を生産する能力を保有。車両の現地生産を加速させ、急成長を遂げるフィリピン市場でプレゼンス拡大を目指す三菱自動車の事業計画に貢献する。