国内最大の電気設備機器・資材・工具などの関連総合展示会である「JECA FAIR 2018 第66回電設工業展」(主催=日本電設工業協会)が、5月23日~25日までの3日間、インテックス大阪(3、4、5号館)で開かれるが、このほど開催概要が固まった。2月27日現在の出展者数は、229社(715小間)で、出展者数は大阪開催では過去最大であった16年の206社597小間を、社数で11.2%、小間数で19.8%上回り、東京開催を含めても、17年の246社725小間に次ぐ過去2番目の規模となる。
このうち新規出展者が27社で、海外からも新規8社を含め6カ国から27社が出展するなど、年々規模を拡大している。
今回もまだキャンセル待ちの会社もあり、展示スペースの増設も計画したが、展示動線が悪くなることなどから3つの号館で最大確保できるスペースで展示する。
今回の展示会テーマは「新たな社会環境へ~チャレンジ!ザ・電設技術~」。生産性向上、働き方改革、長時間労働の是正など、働く周囲環境の変改に技術革新によって新しい時代に向けた取り組みを進めることで、わが国の成長につなげていきたいという狙いを込めている。
電気設備機器の技術はこのところめまぐるしい進歩を遂げているが、11年の東日本大震災発生以降は、日本全体でエネルギー問題への関心が高まり、あらゆる面で「省エネ・新エネ・蓄エネ・創エネ」への取り組みが活発化しており、JECA FAIRへの期待と役割も高まっている。
今回も、昨今のエネルギーに関連した技術・製品が多数展示されることが見込まれている。
また、このところ継続している「復興支援コーナー」を設け、出展製品の中から災害時に役立つ電気設備製品を紹介と被災地の物産品の販売・飲食スペースを提供する。
例年好評を得ている特別講演会は、ジャーナリストの長谷川幸洋氏が「激動する世界~日本の針路を考える~」と題して5月23日に行う。
さらに、電気設備業界の将来を担う優秀な人材確保に向けた「電気設備業界プロモーションコーナー」も引き続き設け、会員企業の入職案内や会社案内の配布、若手技術者によるパネルディスカッションの開催、電気設備業界ポータルサイトの開設などのアピール活動を実施する。
そのほか、恒例の「製品コンクール」「出展者プレゼンテーションセミナー」、お楽しみ抽選会なども企画している。