日本ロボット工業会(JARA)は、2017年10-12月期の産業用ロボットの生産・出荷実績(JARA会員ベース)を発表した。
生産台数と生産額ともにプラス成長となり、生産台数は5万3918台で前年同期比34.3%増。18四半期連続のプラス成長となった。生産額は1796億円で、同30.5%増となり、6四半期連続のプラス成長。
総出荷台数、総出荷額は10~12月期の過去最高を記録した。総出荷台数は5万2682台で前年同期比27.4%増となり、18四半期連続のプラス成長。総出荷額は1796億円となり、同21.8%増で3四半期連続のプラス成長となっている。
国内の状況について、総出荷台数は1万429台で、同21.8%増。総出荷金額は466億円で同16.9%増加。
業種別国内出荷台数・出荷額では、自動車産業向けが3478台で、同12.8%増。出荷額も135億円で同0.8%増加となっている。このうち自動車部品は32.6%増の2345台だった。
電気機械産業向けは3131台、同28.8%増で、出荷額も161億円で同33.1%増となった。特に産業用電気機械では同123.9%増、通信機械も同155.2%増と大幅に増加している。
機械産業向けは1053台(同57.9%増)、出荷額は43億円(同32.7%増)となった。
輸出について、総輸出台数は4万2263台(同28.9%増)、総出荷金額は466億円(同16.9%増)となった。このうち溶接用ロボットは1万973台で同33.5%増、輸出額は275億円(同26.7%増)だった。