ODVA TAG Japan(松本英俊代表)は「第21回年次総会」を、東京・大崎のゲートシティホールで3月1日開催し、2017年度活動報告、18年度活動計画などを審議し、承認した。
総会では、松本代表が最近の活動状況を報告し、「最近の市場調査によると、産業用ネットワークの中でEtherNET/IPがシェアを伸ばしており、トップを維持している。また、Ethernet系のネットワークの採用が増え、フィールドバスと逆転している。17年11月に出展したSCF(システムコントロールフェア)では、過去最高のブース来場者があった。また、DLRのコンフォーマンス試験が今春から日本でも実施する予定で、利用しやすくなると思う。本年度も、産業オープンネット展やODVAカレッジなどを通じて普及と理解に向けた活動を推進していきたい」と述べた。
続いて、販促委員会の稲山知己リーダー、技術委員会の村山信次リーダーと本年度からのリーダーとなる渡部秀博氏から活動報告と活動計画が発表された。この中で、EtherNET/IP仕様のCIP Safetyが中国国家規格「GB/Z34066-2017」を昨年取得したことが報告された。
なお、総会の前の講演会では富士通研究所ものづくりイノベーション研究所澁谷利行所長が「スマートなものづくりを支えるAI技術」と題して、AIの仕組みと役割などを分かりやすく解説した。