最新の産業技術・製品が一堂に会する世界最大のBtoB専門展示会「ハノーバーメッセ 2018」が、4月23日~27日、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。日本からも日系企業を含む82社(セマット出展6社含む)が出展し、世界へアピールする。今回は日本能率協会とロボット革命イニシアティブ協議会が共同で「ジャパンパビリオン」を設け、6社が出展する。
インダストリー4.0を打ち出したドイツが誇る同展は、最新の技術・ソリューションが一堂に会する場として、長い歴史を誇る。今回も世界約70カ国から約5000社が出展を予定している。
今回のメーンテーマは「Integrated Industry-Connect&Collaborate」。生産の効率化、産業ITプラットフォームの市場化、デジタル上での製造業バリューチェーンに向けた協力企業の内包化、機械学習を通じた機械とロボットの自律運転などが進む中で、最新オートメーション技術、ロボット、IT・ソフトウエアの著名なメーカーがそろうことから、最先端技術・トレンドをいち早く体験することができる。
また今回は初めて、物流の展示会「CeMAT(セマット)」と同時開催される。近年、デジタル化技術の発展で製造業と物流業の垣根が低くなり、両者のつながりはより強固になっていることから、その具現した取り組みを体験できる。44カ国から1000社が出展を予定。
Integrated Automation、Motion and Drives、Digital Factory、Energy、Industrial Supply、Research&Technorogyなどを中心にした最新の製品・技術が一堂に会する。
さらに、例年実施されている「日独経済フォーラム」も、「Decarbonization of Mobility-Hydrogen and Electric Transport Systems as Solutions?」をテーマにして、セミナー、パネルディスカッションが行われる。
なお、今回のパートナーカントリーはメキシコとなっている。
主催者では、セマットと合わせて会期中24万人の来場を見込んでいる。
入場料は1日券5000円、通し券1万円で、日本能率協会内のドイツメッセ日本代表部ホームページ(https://www.jma.or.jp/dms/ticket_form/)でも販売している。
2月28日には同展に出展する日本の9社・団体が出席して記者会見を開き、展示概要の説明とショートプレゼンテーションが行われた。