EPLAN Software&Service(横浜市港北区)は、AutomationMLを活用したエンジニアリングツールにより、三菱電機「MELSOFT iQ Works」と電気CAD「EPLAN Electric P8」間のデータ交換を可能にした。
AutomationMLは、XMLをベースとする公開仕様の標準データフォーマットで、システムのトポロジや構成、配置、ロジックなどに関する設計情報の記述が可能。また、システムの構造的な情報を受け渡すことができるうえ、さまざまなソフトウェア・ツールによるデバイス情報などのデータをメーカーとユーザーの間で交換し、簡単にドキュメントに盛り込むこともできる。
同フォーマットを活用することで、製品開発の全プロセスに渡ったデータの受け渡しが実現。EPLANで生成したデータセットをベースに、PLCハードウェア構成やソフトウェア・プログラミングを行うことができるほか、「EPLAN Data Portal」に用意された部品データと合わせることにより、PLC構成要素のコンフィグレーション、構想・設計をさらに加速する。
一方、「MELSOFT iQ Works」には三菱電機のオートメーション製品をプログラムするのに必要なソフトウェア・ソリューションがまとめられており、現行のEPLANプラットフォームであるバージョン2.7への新たな統合によって、プロジェクトのすべての段階で、どの方向へもデータ交換して編集し、プロジェクト・データとして同期させることが可能となっている。