ワゴは、OSに組込みLinuxを採用しているネットワーク対応PLC「PFCシリーズ」の開発環境のサポートを強化するため、Microsoft Visual Studio、eclipse Lunaに対応する。これにより同社PFCシリーズへソースコード直接コンパイルでき、オンラインデバッグが可能になる。C/C++プログラミングの開発を容易にし、クラウドへのデータ通信やネットワークを利用したオートメーションへの活用を促進する。
「PFCシリーズ」はPLCとしての機能をLinux環境と統合する事ができ、汎用性に優れるプログラミング可能なコントローラ。Microsoft Azure、Amazon Web Services、IBM Bluemixなどのクラウドサーバーとの通信用MQTTプロトコルやOPC UA、SQLのほか、工作機械用通信プロトコルMT-Connectなどにも対応でき、フィールドレベルのデータをクラウドで利用する事を容易に行える。
また、IPSec、OpenVPN、TLS暗号化、SCEPなどによる産業用途に重要な高レベルのセキュリティ機能を有している。信号の入出力はデジタル・アナログの他シリアル通信に対応する500種類以上のモジュールをコントローラに組合せ1体化する事が可能。IoTゲートウェイとしてデータ収集、遠隔監視・制御、見える化、予知保全、生産効率化、エネルギー管理などさまざまなデータ利用に活用できる。