京セラコミュニケーションシステムは3月16日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で、Sigfoxサービス開始1周年を記念したイベント「KCCS IoT Conference 2018」を開催。Sigfoxの普及状況やパートナーによる活用事例等を説明した。
冒頭、黒瀬善仁社長とSigfoxルドビック・ル・モーンCEOが登壇し、現状を紹介。SigfoxはLPWAのひとつで、小さなデータを小さな電力で長距離伝送でき、低価格で使えることがメリットとし、世界でも18年末で60カ国、600万回線、10億人の利用が見込まれている。日本でも17年2月のサービス開始から1年で100万回線が利用されるまで拡大しているとした。
次いでパートナーセッションでは、ソラコム、NEC、ウィルポート、双日、アイ・サイナップ、ゼロスペック、ダイキン、オプテックスが各社の取り組みを解説。物流における自動受け取りボックス、空調におけるSigfox活用、北海道における家庭の灯油残量管理と配達効率化、IoT看板保守サービスなどの事例を紹介した。