ABB日本ベーレー(静岡県伊豆の国市)は、世界各地で豊富な導入実績を有するABBのバーチャルパワープラント(VPP)向けソリューションを、国内向けに発売した。
ABBは電力グリッド供給の世界最大手で、包括的な電力/自動化ソリューションのリーディングプロバイダとして、統合的かつ安全なデジタルシステム、サービスおよびソリューションで、従来電源、再生可能電源、水施設の自動化、最適化をサポートしている。
同社では、地理的に分散した電源を統合し、ひとつの最適化された発電ユニットとして、発電計画の立案、発電量調整、電力市場での堅実なトレーディングなどの機能を備えるVPPへのニーズは高まっており、政府が電力産業の自由化を推し進め、再生可能エネルギーによる発電が急速に成長している日本では、とくにその傾向が顕著であるとみて、このほど日本の電力市場に参入。
ABBグローバル発電事業部門ケヴィン・コシスコマネージングディレクターは「日本の電力市場が、多くの発電事業者、エネルギー取引事業者が参入する、自由化された電力市場へと力強く順調な変革を遂げる過程を私たちの知見で支援できる」と述べている。