アズビルは、4月1日付けでシンガポール支店に「東南アジア戦略企画推進室」を開設した。人員は6人。5月には同推進室に隣接して、ショールームも開設を予定している。
同推進室は、成長著しい東南アジア市場へ同社の主力事業であるビルディングオートメーションおよびPA/FA事業を中心に戦略的に一段上のステップを目指すのが目的。
具体的には、これまで国内を中心に展開してきた省エネルギーを志向する「エネルギーマネジメント」などの先端事業モデルや、今後、海外にも導入予定の主力商品/サービスを、国内事業ラインとの連携により域内各国の顧客へ横断的に提供していく。
また、IoT・AIなどを活用した最新技術に基づく提案をタイムリーに展開し、付加価値を提供。さらに、エリア拡販活動の統合的推進やエリアマーケティング活動による事業/商品開発計画へのフィードバックも計画している。
さらにショールームでは、主力商品やソリューションコンテンツ、東南アジアでの実績などを紹介するとともに、藤沢テクノセンターに常設している「azbil Techno Plaza」と連携し、国内での提案内容を紹介するなど、リモート&ダイレクトコミュニケーションを通じて、ステークホルダーとの積極的なコミュニケーションを図る価値共創の場として活用していく。