オプテックス・エフエーは、画像処理用センシング同軸照明「OPXシリーズ」に27ミリサイズを3月28日から発売した。標準価格は、白色・青色が8万円、赤色が6万9000円。年間1000台の販売を目指す。
新製品は、業界最薄0.2ミリメートルのハーフミラーを採用することでゴースト像を軽減し、明るさも従来比2.5倍を実現しており、特に高精細な撮像が要求される寸法計測や位置計測に力を発揮する。
また、狭指向角(半値角±17度)発光の面光源を搭載することで、高輝度・高均一な照射を実現した。
さらに、独自のセンシング機能「FALUX sensing」を搭載して明るさを自動管理することで、最大輝度を5万時間にわたって一定に保つことが可能。
主な用途は、電子部品業界、自動車部品業界をはじめ産業界全般。
電子部品などの小さいワークの検査では高精細な撮像が要求されるが、同軸照明を使用すると、内部のハーフミラーにより解像度が低下したり、ゴースト像が発生したりするといった課題があった。今回、業界最薄のハーフミラーを採用することでゴースト像の軽減に成功し、カメラと光学部品における、どの程度細かく画像として再現できるかを表す「解像力」を向上している。
同社では、「FASTUS」ブランドで産業用センサの新しい価値を提案に取り組んでいる。