日本電機工業会(JEMA)は、2018年2月度の産業用汎用電気機器の出荷実績は775億円(前年同月比8.1%)、16カ月連続の前年同月比増加と発表した。アジアの設備投資、特に中国が活況であり、輸出・国内出荷ともに好調な動きとなった。主に半導体およびFPD(液晶、有機EL)の製造装置向けが好調。
回転・駆動機器の2月の出荷額は337億円(同28.7%)で、19カ月連続の同増加。三相誘導電動機(75kW以下)は17年下期から増加基調が継続し、5カ月連続の同増加。汎用インバータは、13カ月連続の同増加。サーボモータ(アンプ含む)は、半導体・FPDの製造装置向けの好調により、19カ月連続の同増加となった。
配電・制御機器は311億円(同4.2%減)、16カ月ぶりの同減少となった。標準変圧器(2000kVA以下)は、電力向けの増加は継続したが、電力以外の製造業・非製造業向けなどが減少し、3カ月ぶりの同減少に。プログラマブルコントローラは、半導体・FPDの製造装置向けの好調による前月までの18カ月連続前年同増加が小休止し、減少となった。