第一人者が連日講演 専門技術セミナーも
人工知能の専門展「第2回AI・人工知能EXPO」と、通信・放送分野の最新動向を網羅した「第2回通信・放送Week 2018」が、4月4日(水)~6日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。主催はリード エグジビション ジャパン。
■3倍に規模拡大
「第2回AI・人工知能EXPO」(東3ホール)は、ディープラーニング、機械学習、ニューラルネットワーク、画像・音声認識、チャットボットなどが集まる日本最大級の人口知能専門展。近年、あらゆる分野で注目されているAIの需要拡大を受け、今回は前回の3倍に規模を拡大し、約300社が出展。全国から5万人の来場を見込む。
未来の生活に変化をもたらすAI搭載のウェアラブルや機械学習ライブラリ、人手不足解消や働き方改革に役立つAI解析ツールなど、最新のAI・人工知能サービス・製品が集結する。
また「AI・人工知能EXPO」では、AI業界の第1人者たちによるセミナーを毎日実施。基調講演では、エヌビディアと米国セールスフォースの講師が「世界のAI最前線」をテーマに登壇するほか、「AIが変えるビジネス」についてヤフーとドワンゴが、そしてAIの進化をさらに加速させると注目の「量子コンピューター」をテーマに東京工業大学の教授が語るなど、19セッションの講演が行われる(要事前申し込み)。
このほか、出展社による無料公開セミナーも毎日実施(事前申し込み不要)。「AIプロジェクトを成立させるために知っておくべきこと」や「AI導入と社内活用に失敗しないための3つの鍵」「AI活用の天国と地獄~AIベンチャーのぼやき~」など、タイトルだけでも気になるセミナーがめじろ押し。
■新たに2展示会
東京ビッグサイト西ホールで開催される「第2回通信・放送Week 2018」は、「第18回光通信技術展(FOE2018)」「第2回映像伝送EXPO(VCOM2018)」と、新規開催の「第1回4K・8K機材展」「第1回次世代モバイル通信展」の4つの展示会で構成。約350社が出展する。
「光通信技術展」は、IoT製品の増加やビッグデータ活用などにより、さらなる通信技術の進化を追求する光通信システム、デバイス、光ファイバなどが集結。高速化・小型化の進む光トランシーバーモジュールや、大容量化を実現するマルチコア光ファイバなど、5Gの実現を支える最先端技術がそろう。
「映像伝送EXPO」は、4K・8K映像伝送など、未来の通信・放送インフラに必要な伝送システム・機器、部品、ケーブル、計測・測定機器など、あらゆる伝送技術が集合。
2018年12月から、いよいよ4K・8K衛星放送が始まるとあって話題の「4K・8K機材展」では、放送向けから医療・製造業向けまでの4K・8Kカメラ、レンズ、大容量データ編集、超高精細モニタ、デジタルサイネージなどが一堂に集まる。300インチの大画面と立体音響で体験できる「NHK 8Kスーパー ハイビジョンシアター」の特別展示も予定されている。
「次世代モバイル通信展」では、超高速大容量、同時多数接続、低遅延が特徴の次世代モバイル5Gの最新技術もそろう。
開催期間中は、専門技術セミナーも開かれる。「5G・データセンタ・IoTにおける光通信の最新技術トレンド」がテーマの光通信技術展では、基調講演のほか、NTT、シスコシステムズ、サイバーエージェントによる「通信・放送連携による映像伝送技術の躍進」や、総務省、日本放送協会、ソニーによる「4K・8K高度放送サービスと他分野活用に向けた取組み」など、各社の活動や事例、展望を紹介(要事前申し込み)。
また「モバイル通信展」では、出展企業による「LPWAセミナー」を開催。IoTやM2Mに向けた無線通信技術として注目のLPWAについて、通信事業者、インテグレーション、アプリケーション、デバイスなど、各社のサービスや取り組みが聴講できる(要事前申し込み)。