名古屋ものづくりワールド2018 4月11日~13日 ポートメッセなごや 1140社出展 4万人来場へ

4つのものづくり専門展が同時開催される「名古屋ものづくりワールド2018」(主催:リード エグジビション ジャパン)が、4月11日(水)~13日(金)の3日間、ポートメッセなごや(第1~第3展示館)で開催される。昨年は979社が出展し、3万4573人の来場者があり大好評を博したが、今年はさらにパワーアップし、1140社が出展予定、4万人の来場が見込まれている。

 

4展 同時開催

「名古屋ものづくりワールド2018」は、「第3回名古屋設計・製造ソリューション展(DMS)」「第3回名古屋機械要素技術展(M-Tech)」「第2回名古屋工場設備・備品展(FacTex)」「第2回名古屋航空・宇宙機器開発展(AeroTech)」の4展で構成。

「設計・製造ソリューション展」は、CAD、CAE、ERP、生産管理システムなどの製造業向けITソリューションが集結する。「VR・AR」「CAD/CAM&PLM/PDM」「3Dプリンタ/RP」「3次元測定」など製品カテゴリーごとに8つの専門ゾーンが特設され、中でも新設ゾーンとなる「IoT/AIソリューション」は、話題の「IoT/M2M」「AI活用ソリューション」「制御システム」「ビッグデータ活用」などがそろう注目ゾーンとなっている。

「機械要素技術展」は、軸受、ベアリング、ねじ、ばねなどの機械部品や、金属、樹脂に関するあらゆる加工技術が一堂に会する展示会。第1~第3展示館に渡って大規模な展示となる同展は、お目当ての製品がどこにあるかわかりやすいカテゴリー別となっており、専門フェアが特設されている。ベアリングやボールネジなどがそろう「モーション技術・モータフェア」、油圧・水圧・空気圧、パイプなどの「油空圧機器・配管部品フェア」、各種試験機やセンサ、カメラなどの「試験・計測機器/センサフェア」、めっき、表面コーティングなどの「表面処理・改質フェア」、ブラスト、研磨、洗浄関連が集まる「バリ取り・洗浄フェア」など、9つのカテゴリー別となっている。

「工場設備・備品展」は、工場に必要な設備や備品に特化した専門展。空調、清掃機器、刻印器、クリーンルームなどの設備類から、作業服、作業工具、補給部材、防災製品、省エネサービスなどが集合する。6つのゾーン別となっており、「工場設備・備品」「省エネ・節エネ」「安全・防災」「メンテナンス」のほか、ウェアラブル端末やRFIDなどがそろう「ITソリューション」、物流機器や搬送ロボットなどの「物流・マテハン」ゾーンに分かれている。

「航空・宇宙機器開発展」は、航空機や衛星、ロケット向けの高度な部品、素材、先端技術が集まる展示会。

航空・宇宙機器は、今後大きな成長が見込まれる分野として、わが国の経済のけん引役を期待されている。世界の民間航空機市場は、今後20年間で約2倍の伸びが見込まれており、約4兆ドルの需要になると予測されている。

その一方で、国内の産業規模は、米国の10分の1程度とまだまだ小さいのが現実。他の主要国に比べると劣位にあるものの、その分、伸び代がある分野といえる。自動車と比べて部品点数が多く、技術波及効果の大きい産業でもあるため、自動車に次ぐ次世代産業として、各方面から期待されている。

今年で2回目の開催となるが、日本を代表するものづくり集積地である中部地域には、航空機や衛星、ロケット向けの高度な部品、素材など、日本の航空機体部品生産の7割が集まっているといわれている。厳しい品質と高度な技術が要求される航空機製造関連の機器が目の前で確かめることができる絶好の場となる。

展示、「電子部品・電源ゾーン」「機械部品・加工技術ゾーン」「材料・素材ゾーン」「CAD・CAE・VRゾーン」「試験・計測機器/センサゾーン」「工作機械・工作ゾーン」の6つの製品カテゴリー別で専門ゾーンが特設される。

 

特別講演・各種セミナーも開催

期間中は、製造業にまつわるトピックを体系的・効率的に学べると毎回好評の各種セミナーも開催される。

トヨタの副社長が語る「強い生産現場づくり~モノづくりは人づくり~」がテーマの基調講演や、特別講演にはボーイングとSUBARUによる「航空機製造の現状と展望」、内閣府や三菱重工業による「宇宙産業の現状と技術開発」、ジェイテクトとベッコフオートメーションによる「IoT・AIで加速する“ものづくり改革”」、リコーとヤンマーによる「攻めの“ものづくりIT戦略”」など、注目のテーマが満載となっている。

このほか、新しい製品設計法の「デジタルエンジニアリング事例」や、日産自動車の開発プロセスを支える「PLM活用事例と取組み」、「パナソニック流・次世代技術リーダー育成の取組み」などの専門セミナーも開催。また、出展社によるPRセミナーも予定されている。

特別講演と出展社によるPRセミナーは受講無料、基調講演と専門セミナーは有料。出展社によるPRセミナー以外、事前申し込みが必要。定員になり次第締め切る。

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