サトーパーツ(東京都文京区)は、新商品「“サットコン”シリーズ」として、つかみやすく外れにくい「パワークリップ C-100シリーズ」を4月2日から発売した。
端子台の通電チェックの際、従来から販売されているミノ虫型のクリップはねじの頭を挟んでいるだけのため、クリップが上下にずれたり、引っ張ると簡単に外れたりすることが多く、他の機器と接触してショートする可能性も指摘され、大きな課題になっていた。
新製品は「つかみにくい」「つかんだ後に滑りやすく、外れやすい」といったユーザーの声に対応。ねじ頭との接点を上下各4カ所とし、8カ所を爪でしっかりくわえ込むことで従来品と比べ引張耐力を200%向上し、より安定性を高めている(特許申請中)。また、電線も側面のギザギザ部分でしっかり把捉できる。
感電防止用の絶縁部カバーは、結線後、クリップ先端側から覆いかぶせるのみで装着することができ、指が滑りにくいエラストマー素材を使用している。
端子台ねじサイズはM3、M3.5、M4のなべ小ねじに適合。カバー色は黒と赤を完備。
工場出荷検査、メンテナンスなど品質管理、現場作業での用途を見込む。