富士通・福岡造船 船舶部品のシステム運用開始

福岡造船(福岡市中央区)は、富士通および富士通マーケティングとAR技術を活用した船舶部品の管理システムを共同で開発し、運用を開始した。

同プロジェクトは国土交通省が推進するIoT技術やAIを活用し、造船の生産性向上のための技術開発支援を目的とする海事生産性革命(i-Shipping)の一環として行うもの。

新システムは、1隻の化学薬品タンカーを建造する際に使用する配管約1万5000点以上の部品にARマーカーを貼り付け、現場作業員がマーカーをタブレットで読み取ることで、各部品の種類や取り付け位置などを瞬時に確認することが可能。

また、配管を製造する外注業者も納品予定の部品の情報を同システムで管理することで、部品の製造状況や納品状況を一括で把握することができる。これにより、これまで紙ベースで行っていた部品ごとの図面の確認や、広大な資材置き場に置かれている部品の追跡が容易になるほか、製造工程にあわせたタイミングで納品依頼をすることなどが可能になる。

福岡造船では、同システムによる約35%の作業工数削減を目指し、今後、製造現場での運用など実績を重ねると同時に、現場の取り付け作業を視覚的に支援するなどAR技術の特徴を生かしたシステムの開発を富士通グループとともに進め、さらなる生産性の向上を図っていく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG