アイチップス・テクノロジー(兵庫県尼崎市)は、最大で4K60Hz画像4入力を同時に処理でき、高品位な画質を実現する4K4画面オーバーレイ対応IP変換/解像度変換LSI「IP00C331」を開発、4月からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は2万8000円、量産価格は9000円(1000個受注時)。
新製品は、画像拡大/縮小回路8チャネル、IP変換回路4チャネルを搭載。画像入出力バスにV-by-Oneインターフェイスを採用することで集積度を高め、極めて自由度の高い4画面オーバーレイ(PiP/PoP等)機能を1チップで実現している。
HDR規格としては業界二大標準方式の「PQ方式(PQ HDR10方式)」「HLG方式」の両規格に準拠。カラーマネージメントとしては3DLUT機能も有しており、最先端技術を使った高品位な製品開発の実現を容易にする。
同製品を複数個使用することで、8K画像にも対応可能。
主な用途は、モニター/ディスプレイやプロセッサーBOX、ビデオウォール、プロジェクターなど。