北陽電機(大阪市中央区)は、測域センサ(LiDAR)用コントローラ「RSXシリーズ」を4月から販売開始した。また、同コントローラを活用したシステムの第1弾として、人数カウント、人流計測システムも発売した。
「RSXシリーズ」は、測域センサを最大4台まで接続可能で、インターフェースとして入力4点、出力8点のI/O入出力、Ethernetを搭載しているため外部機器との接続性も高く、さらに無線LAN(Wi-Fi)内蔵により、モバイル端末でのモニタリングも可能となっている。
今後、SDK(ソフト開発キット)の付属も予定しており、測域センサを使ったシステム開発が簡単に実現できる。
同コントローラを活用した人数カウント、人流計測システムは、従来のカメラ方式に比べて周囲環境からの影響が少なく、昼夜問わず精度の高い計測、および個人画像を必要としないプライバシーに配慮した計測を実現。コントローラ内のブラウザ環境で設定およびモニタリングが可能なうえ、人数カウント情報、人流計測データ等をWi-Fiを使用してモバイル端末で確認できる。
同社では商業施設やエンターテインメント施設、公共施設のマーケティングデータ、および産業用途として作業員の動線計測による作業工程、レイアウトの最適化検討データの取得用機器としての活用を見込んでいる。