安川電機は、厚板の高速・高品質な溶接に最適なロボット用新型アーク溶接電源「MOTOWELD-X500」を開発した。製品化は6月の予定。
新製品は、電流域500Aで定格使用率160%、350Aでは同100%に対応しており、高出力で連続した溶接が可能。高速な連続溶接が必要とされる自動車のシャシ/フレームといった厚板のアーク溶接ラインなどの高負荷な溶接工程にも適用できる。
厚板やハイテンの使用に伴うスプリングバッグや、部品形状の複雑化に起因する継手精度の低下対策として有効な高速GAP溶接も可能で、顧客の生産性向上に貢献。
また、溶接電源「MOTOWELD-X350」でも採用した二次側遮断回路を搭載しており、短絡時のスパッタ発生を抑制する。