JAPAN IT Week 2018 春 5月9日~11日 東京ビッグサイト 13展で構成された日本最大級のIT展

「AI・業務自動化展」新設 1700社出展9万人超来場

日本最大級のIT展「Japan IT Week 春 2018(主催=リードエグジビションジャパン)」が、5月9日(水)~11日(金)の3日間、東京ビッグサイトの東1~6ホールと西ホールで開催される。開場時間は午前10時~午後6時(11日は午後5時)。同展は、「第27回ソフトウェア&アプリ開発展」「第23回ビッグデータ活用展 春」「第21回組込みシステム開発技術展」「第20回データストレージEXPO」「第15回情報セキュリティEXPO 春」「第12回Web&デジタルマーケティングEXPO 春」「第10回データセンター展 春」「第9回クラウドコンピューティングEXPO 春」「第8回モバイル活用展 春」「第7回IoT/M2M展 春」「第6回通販ソリューション展 春」「第2回店舗ITソリューション展 春」「第1回AI・業務自動化展 春」の全13展で構成されている。前回よりも150社増加の1700社が出展、9万1000人の来場を見込む。

 

第21回組込みシステム 開発技術展

最新のデジタル機器や自動車開発に欠かせない組み込みシステム技術に特化した「組込みシステム開発技術展」は、CPU/MCU、ミドルウェア、ボード・コンピュータ、開発ツールなどが集まる専門展。テクノマセマティカルの8Kテレビ放送プレーヤ、ブース内に車を展示するヴィッツの雪道における自動運転研究の紹介、タッチパネル・システムズの業界随一といわれる産業用組み込みタッチパネル製品ラインアップなどが集合する。

 

第10回データセンター展 春

世界でも珍しい、データセンターに焦点を絞った展示会「データセンター展」は、電源・空調・ラック、運用管理、光通信・ケーブルなど、データセンターを構築し、運用に必要な製品やサービスがそろう。

RSIの最先端の液浸冷却のデータセンターや、日本ノーベルによるサーバールームの温度・電流などの見える化、THKの地震の揺れを軽やかに受け流す免震テーブルなどが見どころとなっている。

 

第7回IoT/M2M展 春

マーケットが急速に拡大している「IoT/M2M展」は、無線通信技術やセンサーをはじめ、遠隔監視、位置情報管理、生産管理などのアプリケーションから、AIを活用したデータ分析、プラットフォームなど、IoT化を実現する製品やソリューションが集結する。さまざまな分野の出展や、アットマークテクノの省電力・組み込みプラットフォーム&IoTゲートウェイ、アルゴシステムの計測制御・遠隔監視のすべてを担う産業用IoTソリューション、イーソルの自律分散型IoT
Platformなど見どころ満載。

また「IoT/M2M展」では今回から「エッジコンピューティングゾーン」が新設される。IoTやM2Mによる膨大なデータ収集により、サーバーとの通信の頻度や量は爆発的に増えることが予想されているが、エッジコンピューティングの出現で、ネットワーク帯域の削減やデータセンターの負担の軽減、リアルタイムでデータ解析が行えるなど期待が集まっている。

同ゾーンでは、ゲートウェイやミドルウエア、プラットフォーム、収集データ分散処理システムなど、エッジコンピューティングを実現するためのソリューションが出展される。

 

ビッグデータ解析技術や情報セキュリティなど

「ソフトウェア&アプリ開発展」は、ソフトウエアの開発・保守・運用のための製品や技術が集まる専門展となっており、「ビッグデータ活用展」は、ビッグデータの解析技術から活用・管理を行うソリューションまで、注目の製品やサービスが出展される。膨大な情報の管理・保護に不可欠なストレージ・ディスク・テープ装置などが集結する「データストレージEXPO」は、情報の蓄積や管理を行うデータストレージの重要性が高まるにつれ、注目の展示会となっている。

「情報セキュリティEXPO」は、情報セキュリティや標的型攻撃対策のあらゆる製品が集まる専門展。企業が保有する重要な機密情報を守るための技術などが出展される。「Web&デジタルマーケティングEXPO」は、ITを活用して効果的なマーケティングを行うためのソリューションが集まり、「クラウドコンピューティングEXPO」は、コスト削減・運用効率化を実現するための製品やサービスが集合する。

スマートフォンなどのモバイル端末を活用する最先端のサービスがそろう「モバイル活用展」は、モバイル業務支援(営業支援、保守・点検、在庫管理)、働き方改革、アプリ開発など、モバイル活用に関するあらゆるソリューションが出展される。「通販ソリューション展」はここ数年急成長を続けている通販事業の支援サービスやソリューションがそろい、「店舗ITソリューション展」は店舗運営・集客ソリューション、オムニチャネル、POSシステム、決済・予約システムなどが出品される。

2018年に新設された「AI・業務自動化展」では、今最も業界の注目を集めているAI技術や製品、RPAやチャットボットなど、業務自動化ソリューションが集結する。

 

全57セッションのセミナーが連日開催

期間中は業界第一線で活躍する講師による、全57セッションのセミナーが開催される。

基調講演は「AI・ロボットがつくる新しい未来」をテーマに、Recruit Institute of Technologyのアロン・ハレヴィCEOと、ソフトバンクロボティクスの蓮実一隆取締役兼CCROコンテンツマーケティング本部長が登壇する。

特別講演では「IoT応用事例」をテーマに、ソラコムの玉川憲代表取締役社長、コマツの黒本和憲取締役、シーメンスの島田太郎専務執行役員事業本部長が、各社の取り組みや戦略を披露。

また、東洋大学の坂村健教授/学部長による「IoTからIoSへ! トロン生みの親が語る最新動向」や、インテルの土岐英秋執行役員常務 技術本部本部長による「半導体メーカーが語る、組み込みの新たな価値の創造」などの講演が実施される。

その他、各専門セミナーなど業界プロフェッショナルによる最新技術動向や事例が連日講演予定。全セミナー事前申込制となっている。

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