日本電気制御機器工業会(NECA)は、電気制御機器の2017年度出荷統計(確報)を発表した。出荷総額は7386億円で初の7000億円超えとなり、これまでの最高出荷額だった14年度を上回る結果となった。前年比は751億円増(11.3%増)で2年連続のプラス。輸出比率は42.7%となり、3年連続で40%を超えた。
品目別では、自主統計の5大品目(制御用リレー、操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用専用機器、PLC/FA)の全てが前年比プラス。制御用専用機器を除く4大品目では過去最高額となり、特にPLC/FAは初の1000億円超えとなった。
国内出荷額は4231億円で3年ぶりに4000億円を超えた。前年比は333億円増(8.6%増)となり、2年連続プラス。世界的に広がる景気拡大の中、企業業績の改善、設備投資の増加を背景とする順調な伸びとなった。
輸出出荷額は3155億円で初めての3000億円超えとなり、前年比418億円増(15.2%増)、4年連続で過去最高額を更新。世界的な景気拡大、設備投資増加などにより好調に推移した。