日本電機工業会(JEMA)は、17年度の産業用汎用電気機器の出荷実績を発表した。17年度の出荷額合計は、前年度比12.3%の9224億円で2年連続の増加。中国を中心としたアジアの設備投資が活況であり、輸出、国内出荷ともに好調な動きとなった。特に半導体とFPD製造装置向けが好調だった。
回転・駆動機器の出荷額合計は21.8%増の3690億円。三相誘導電動機(75キロワット以下)では、2年連続の増加。サーボモータ(アンプを含む)は、1年を通じて半導体・FPD製造装置向けが好調だった。
配電・制御機器の出荷額合計は6.6%増の3943億円で、3年ぶりの増加。標準変圧器(2000kVA以下)では、電力向け、電力以外の製造業・非製造業向けの減少が続き、3年連続の減少。プログラマブルコントローラは、足元では一服感が見られるが、半導体とFPD製造装置向けの好調が持続し、5年連続で増加となった。