日本モレックス(神奈川県大和市)は、Modbusシリアルプロトコル上でPLCとフィールドデバイスを接続する「Modbus TCP-Modbusシリアルゲートウェイ」を発表した。
新製品は、Modbus TCP-Modbusシリアルゲートウェイの利用に際し、特別なトレーニングや経験、従来型の複雑な設定ツールが不要。迅速な導入で費用効果の高いソリューションを提供する。
Modbusシリアルマスタまたはスレーブとして動作し、デバイスの制御やPLCへの接続が可能。最大5つのModbus TCPに同時接続でき、PLCやHMI、IPCなど複数のデバイスとプロセスデータを共有できる。
クライアントおよびサーバーからのシリアルデータ交換が可能で、シリアルModbusやメッセージのシリアル送受信など、さまざまな作業モードに対応。
また、外部の構成ツールを用いることなく、ウェブサーバーを通じた最大100のModbusシナリオを構成できる。
さらに、物理デジタル入出力によってアラームやライトの追加、リモートでゲートウェイのリセットが可能となっている。
自動車組み立てラインや資材搬送などのFA用途、廃水処理、食品産業、石油・ガス、医薬品などのプロセスコントロール用途のほか、ロボットコントローラ、複合機械やCNC装置といった機械製造用途に適している。