日本航空電子工業は、4K非圧縮伝送に用いられる12G-SDI(SMPTE ST-2082-1)に対応した、高周波性能を備え、かつ実装性に優れたライトアングル・レセプタクルタイプBNC同軸コネクタを発売した。
新製品は、一般的なFR-4基板においても12G-SDI規格に対して十分マージンのある電気特性を実現。BNCシリーズ従来製品と同形状でありながら、高解像度化する映像信号を伝送するうえで必要な高周波特性を有している。
ニッケルバリアによりはんだの過剰な吸い上がりを防止することで、コネクタ内部の特性インピーダンス低下を防ぎ、高周波特性のバラつきを低減。実装への配慮として、シェル端子に予備はんだを施しはんだ濡れ性を向上しているとともに、シェルの小型化によりはんだ実装時間(プリヒート時間)を短縮している。
また、パネル背面側を小型化することで省スペース化し、高密度実装を実現することにより機器の小型化に貢献。パネルに対しては前面からの汎用ねじ(M2.6)での固定に対応する。
その他、コネクタ複数実装時の隣接間ピッチは最小16ミリメートル、挿抜寿命は5000回を保証。
4K/8Kの映像信号を1チャンネルで対応できる高周波同軸コネクタとして、放送機器、各種AV機器、計測機器、ネットワークカメラ、医療機器などに幅広く利用できる。