不二電機工業はJECA FAIR(小間番号3-034)に、可視光通信システム「VLP形(ペイロード式)」、半導体直流開閉器「SCSR形/STH形」、アルミ端子台「TX-A形」、各種制御パーツ(端子台・カムスイッチほか)などを展示する。
可視光通信システム「VLP形」は、高いセキュリティ性を持つ無線通信である「可視光通信技術」を応用した注力製品。LED表示灯の光にデータを重畳させ、人の目では感じられないほどのスピードで点滅させることで情報を伝達する。このため、PLCなどの出力信号を可視光通信データに変換して無線通信が可能となる。通信方法はRS-232Cを採用し、受信機を通してアンドロイドOSのタブレッドやパソコンにデータを表示することができる。
さらに、受信した信号を復元してFA機器などの制御を行うこともでき、活用範囲が広い。電波を使わない無線通信のため、電磁妨害による周辺機器の誤動作の心配がない。LEDの光が届く範囲に通信範囲が限定されるため、高い秘匿性を有する。しかも、送信器の電源回路と表示灯の電源回路は絶縁されており安全。
また、既存のLED表示灯に接続が可能で、表示灯の輝度によって、通信距離を変更することが可能。