ThreatMetrixは、同社とLexisNexis Risk Solutionsにとって最初の製品統合となる「Spring ’18 Release」を発表した。これにより「オンラインとオフラインの世界にまたがる高度なアイデンティティ・インサイトを通じてリスクに対する意思決定を変革する」という2018年2月のLexisNexis Risk Solutionsによる買収がもたらすビジョンの実現が加速される。
同社の中核技術である「ThreatMetrix ID」と、「ThreatMetrix ID」内の属性として組み込むことができるようになったLexisNexis Risk Solutionsの「LexID」を統合することにより、デジタル・アイデンティティと物理的なアイデンティティの間のギャップを埋める役割となり、プライバシーを侵害することなく全方位視点で捉え、導き出されたインサイトの提供を可能にする。
また、Maker-Checkerポリシー承認ワークフローの導入も「Spring ’18 Release」で強化した重要な機能となっている。リスク決定ポリシーは、作成段階でシームレスに更新され、不正行為や消費者行動の変化に即座に適応することができる。同社の新しいワークフローにより、ポリシー編集者(メーカー)とポリシー承認者(チェッカー)の役割の分離が可能となり、規制遵守の強化を図ることができる。