三菱重工業と日本電信電話(NTT)、NTTデータ、およびNTTコミュニケーションズは、三菱重工業とNTTが共同開発を進めてきた重要なインフラなどの制御システム向けサイバーセキュリティ技術「InteRSePT」を製品化し、5月から発売した。
新製品は、「リアルタイム検知・対処装置」と「セキュリティ統合管理装置」で構成。ネットワーク上のリアルタイムデータを統合的に監視し、従来の技術では対応が困難だった制御指令を悪用したサイバー攻撃を検知する。
対象機器の運転状態ごとにリアルタイムに適用するセキュリティルールを変更することで異常を早期に発見。可用性を維持しながら未知のサイバー攻撃にも迅速に対応する(共同特許出願中)。
ネットワークの細部まで確認することができるため、多様な産業設備・機器に適合。
リアルタイム検知・対処装置には汎用ハードウェアを採用しており、ネットワークスイッチと一体化することにより、低コスト・省スペース化を実現している。