キヤノンマーケティングジャパン(以下キヤノンMJ)は、このほど、タブレット端末のカメラを活用し、業務効率化を支援する「Mobile Capture(モバイルキャプチャー)ソリューション」を6月1日より提供開始します。
本ソリューションは日本生命保険相互会社、第一生命保険株式会社、住友生命保険相互会社など大手生命保険会社に採用され、キヤノンMJは、流通業や製造業などの各業種にも展開することで、大手企業を中心に業務プロセスの変革を支援します。
▲「Mobile Capture(モバイルキャプチャー)ソリューション」の概要
主な特長
近年、働き方改革など企業の業務効率化が求められる中、キヤノンMJは膨大な帳票や紙書類を扱う金融機関などを中心に、独自のOCR(※1)ソリューションをはじめドキュメントソリューションやBPOを提案することで業務プロセスの変革を支援してきました。
金融機関では、タブレット端末の普及により提案書や申込書のペーパーレス化が進む一方、契約手続き時にお客さまから預かる書類を職員が支社や営業所に持ち帰るなど紙を介在した業務が残っており、手続き開始までのタイムラグや書類の紛失リスクが課題となっています。
キヤノンMJは金融機関のこうしたニーズに対応するため、6月1日より「Mobile Capture(モバイルキャプチャー)ソリューション」の提供を開始します。本ソリューションはキヤノンMJ独自のアプリケーションで、タブレット端末のカメラで撮影した画像データをキヤノンのカメラ制御や画像エンジンを活用して補正し、視認性の高いOCRデータとして取り込むことが可能です。
タブレット端末の操作に不慣れな職員でも、わかりやすいナビゲーションにより簡単に操作でき、お客さま先ですぐに書類をデータ化できます。お客さまの業務や要望にあわせて業務システムや基幹システムと連携させることも可能で、提案から手続きまでのワークフローを自動化し時間短縮することで、業務の効率化とお客さまのCS向上を実現します。
本ソリューションは日本生命保険相互会社、第一生命保険株式会社、住友生命保険相互会社に採用され、各社の新契約、保全、支払いなどの様々な生命保険業務で活用することで、業務の効率化が期待できます。
また、流通業や製造業など多くの業種でも証明書や申込書などの紙文書を扱う業務が残っており、キヤノンMJは本ソリューションを各業種や業務に展開することで、エントリー業務からBPOまでエンタープライズ向けドキュメントソリューション事業を強化し、2020年までに年間100億円の売上を目指します。
※1 OCR:Optical Character Recognition(光学文字認識)。文字画像をスキャナー等で読み取り、コンピュータが読み取れる文字コードに変換するソフトウェア。紙に記載されている文字から手入力する作業を自動化する事が可能になる。
参考:キヤノンマーケティングジャパン「ワークフローをペーパーレス化する『Mobile Capture(モバイルキャプチャー)ソリューション』を提供開始」