イグス(東京都墨田区)は、バスケーブルシリーズの新たなラインアップとして、機械的負荷に対して格段に耐久性のあるプロフィネットバスケーブル「CFSPECIAL.182.060」を開発した。
バスケーブルによる通信は高電流を必要としないため、一般的にケーブル断面積は非常に小さくケーブルを細くできる利点があるが、一方で、小断面積・繊細構造により、ケーブルの自重による引張負荷が最大許容引張強度を短期間でオーバーするため、⻑さによっては吊り下げ使用での機械的耐久性が不十分な場合がある。
新製品はシールド付きケーブルで、耐摩耗性PUR外被で特殊構造の中心材を採用。耐油性/耐クーラント性、耐加水分解性、耐微生物劣化性を備えており、100メートル以上の吊り下げ使用が可能で、最大50キロのケーブル重量に対応する。
加えて、優れた耐衝撃性があるほか、PVCやハロゲンは非含有。全ての同社ケーブルと同様、社内試験施設で品質試験済みとなっている。
同社は機械的負荷に強いCAT5eプロフィネットケーブルを提供できる唯一のメーカーで、あらゆるバス通信のおよそ80%を網羅している。