アマダ ファイバーレーザマシン 高速で優れた安定切断加工を実現

アマダは、最新の自社製高出力発振器「ENSIS−9000」「ENSIS−6000」を搭載したファイバーレーザマシン「ENSIS−3015AJ(9kW・6kW)」を6月1日から発売する。価格は9kWが1億5000万円、6kWが1億2500万円(共にシャトルテーブル付)。年間販売目標は170台。

新製品は、最大出力9kW・6kWの最新高出力ファイバーレーザ発振器を搭載。省エネと高品質ビームで薄板、中厚板、厚板の全領域において高速・高品位な切断加工を可能とし、従来品と比べて約2.4倍の加工速度を達成している。

材質や板厚に応じてレーザ光を最適なビーム形状に自在にコントロールできる「ENSISテクノロジー」に、オートコリメーション機構を新たに採用。レーザ光の集光径の可変領域が大幅に拡大し、全板厚領域において極めて優れた安定加工を実現する。

また、高出力発振器と組み合わせることにより、厚板の高速安定加工やドロスおよびベベル低減加工、面粗度の向上が可能となっている。

さらに、今回の新しい光制御技術に加え、主にステンレスの切断などに用いる窒素切断においてアシストガスの消費量を大幅に削減する「クリーンファストカット」「イージーファストカット」技術を追加。独自開発の非接触式ノズルを用いることで、加工品質を維持したまま低圧によるアシストガスの供給が可能となるため、加工コストの低減を図ることができる。

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