日本モレックス(神奈川県大和市)は、サーバー、ストレージやネットワークインフラなどの高速データ伝送が求められる用途に向けて、差動ペアあたり最大56Gbpsの伝送速度に対応する雌雄同形の「Mirrorメザニンコネクター」を発表した。
新製品は、雌雄それぞれのコネクターが同形の設計で、高速で高密度なサーバーアプリケーションにおいて部品点数管理の削減を図ることができ、設計柔軟性の向上に寄与する。
一定のピン配列ごとに壁面を設ける堅牢なハウジングデザインを採用しているため、嵌合時のピンの座屈を防止することが可能であるとともに、ブラインドメイトが可能。高い信頼性と優れた作業性を両立している。
現在は高さ2.50ミリメートルの製品が利用可能で、さらに高さ5.50ミリメートルの製品についても販売を予定。異なる高さのコネクター2種をペアにすることで、用途に応じて数種のスタック高さを構成することが可能となるため、同社では今後こうしたバリエーションの拡充を目指していく。
サーバーやストレージなどのデータコム用途に加え、ネットワークインフラなどの用途に好適。