横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市)は、削減の効果額を顧客と同社で分け合う成果シェア型の最適操業支援サービス「DDMOnEX」が日本製紙石巻工場に採用されたと発表した。
「DDMOnEX」は、品質を確保しながら生産コストを最小化する最適操業支援サービス。過去の良好な運転実績から作成したモデルを用いて、実際のプラントの運転データを取り込み最適な運転パラメータを算出するシステムを構築。一定の品質を保ちながら材料、添加剤、水や燃料などの費用を最小化するために必要な制御設定値を算出し、オペレータへガイダンスする。
日本製紙石巻工場は、木材パルプ日産1820トン、古紙パルプ日産600トンの生産能力をもつ同社の基幹工場。パルプの材料となる木材チップの種類の変更、生産量の増減などの生産条件の変更があるなかで、生産効率の向上とエネルギーの効率利用を両立させ、工場全体での操業最適化を実現するため「DDMOnEX」を採用した。