住友重機械工業は、産業用モータを製造・販売する伊・ラファート社の株式等を取得し子会社化する。株式譲渡実行日は6月下旬の予定で取得価格総額は約220億円。
ラファート社は1962年設立。オートメーションならびに省エネ分野に注力し、産業機械、搬送機械、ファン・ポンプなどの用途で製品・ソリューションを提供しており、高い製品開発力と顧客要求に対応する柔軟なカスタマイズ力を背景に、特に欧州で高いプレゼンスを有し、広範な業界で強固な顧客基盤を築いている。
住友重機械工業は、電機・制御分野における事業領域の拡大・強化を目的に同社を買収。自社のギヤ製品と同社の各種モータおよびドライバ製品を組み合わせることで、それぞれの製品ポートフォリオの拡大と、より広範な顧客層に対する包括的なソリューションの提供を見込む。
さらに、電機・制御分野でより一層の事業拡大を図るべく、同社の研究開発から生み出された高効率磁石モータ、サーボモータ・ドライバなどのコア技術を自社の製品にも活用していく。