三菱電機は5月24・25日、さいたま市南区の東日本メカトロソリューションセンターで「三菱電機メカトロニクスフェア2018in東日本」を開催し、約600人が来場した。
同フェアは当地をはじめ、名古屋で中日本、兵庫県尼崎市で西日本の3カ所で春と秋の年2回行っている。地方でも九州、北陸、東北、長野、四国等、各地で開催している。
今回は、業界で初めてAIを搭載した形彫放電加工機を参考出品したほか、新型制御装置「D-CUBES」搭載のワイヤ放電加工機「MP D-CUBESシリーズ」とファイバレーザ加工機、CNC搭載汎用型電子ビーム加工機、CNC装置を展示。さらにIoTサービスとして、加工機の稼働情報をリアルタイムに閲覧でき、遠隔で加工機の診断や予防保全等のサポートを受けられる「iQCare Remote4U」のデモ実演が行われた。
氷見徳昭執行役員産業メカトロニクス事業部長は「FAは世界的に好調。中国は自動車やEV、リチウムイオン電池など、自動化にも積極的だ。欧州もドイツは堅調、イタリアやトルコ、中東欧も底堅い。アメリカも好調で、東南アジアは去年より良く、タイやベトナムも回復している。国内製造業はIoTやAIを取り込んで生産効率化を目指した活動をしている。そうした需要に対し、生産効率を上げるような提案を進めていきたい」と話した。