三菱電機は、コネクターなどの微細加工からスマートフォンや自動車部品などの中大面積まで多種多様な加工に適した形彫放電加工機の最上位機種として、「SV-Pシリーズ」1機種を6月7日に発売します。
新型制御装置「D-CUBES(ディーキューブ)」に内蔵した当社AI技術「Maisart(マイサート)」(※1)活用の新適応制御技術と、独自の高精度技術「サーマルバスター」(※2)を搭載し、さらなる生産性の向上に貢献します。また、IoTを活用したリモートサービス「iQ Care Remote4U」により、遠隔からの装置の運用と保守を支援します。
※1
Mitsubishi Electric’s AI creates the State-of-the-ART in TechnologyMaisart
当社のAI基盤技術・応用技術等のAI技術ブランド
※2
周囲環境の温度変化による部材の熱変位を考慮し、加工位置の補正や上下軸冷却機構などの熱変位を抑制する技術
▲形彫放電加工機 SV-Pシリーズ「SV12P」
新製品の特長
1. 「Maisart」活用の新適応制御技術を搭載し、さらなる生産性の向上に貢献
・新適応制御技術により加工時の進行状況を自動判断するなど、加工状態をリアルタイムに把握することで生産性を30%向上※3
・機械構造の見直しによる高剛性化と「Maisart」の組み合わせにより、微細加工から中大面積の加工まで多種多様なアプリケーションに対応
・「Maisart」を活用した分析機能により加工時間を自動算出する「加工時間見積り機能」を標準搭載し、前後工程間で発生する段取りの時間ロスを削減
※3 従来機EA-PSシリーズとの比較において
2. 独自の高精度技術「サーマルバスター」などにより、高精度加工を保証
・「サーマルバスター」(標準搭載)に加え、独自のサーボ制御技術と高精度駆動部品の搭載により、±3μmの高精度加工を保証
3. 「iQ Care Remote4U」により、遠隔からの装置の運用と保守を支援
・リモートサービス「iQ Care Remote4U」に対応した「加工状態見える化モニター」により、加工の進捗状況など装置稼働状態を遠隔で監視し、運用と保守を支援