アマダは、平板とパイプ(形鋼)の切断加工が1台でできるファイバーレーザマシン「ENSIS-3015RI」を6月15日から発売した。価格は1億1800万円(シャトルテーブル付)、販売目標は年間60台。
新製品は、独自のビーム制御技術「ENSISテクノロジー」を搭載した自社製3kWファイバーレーザ発振器に、新開発の「ロータリーインデックス機構」を採用したオールインワンマシン。省スペース化と段取り時間削減を可能にするとともに、高い生産性とさらなる変種変量生産への対応を実現する。
「ENSISテクノロジー」は、材質や板厚に応じてビーム形状を最適化するため、薄板から厚板に切り替える際に発生していたレンズ交換が不要なうえ、安定した高品位な加工を実現。
「ロータリーインデックス機構」は、材料を2カ所で固定するメインチャックとサポートチャックを同期で回転させる機構により、加工時の鋼材のねじれや回転時のスリップキズを防止。材料自体にねじれ、ひずみがある場合でも、これまでにない高精度な加工が可能となっている。