日東工業とパナソニック エコソリューションズは、配電盤事業などで包括的な協業を検討していることを明らかにした。
今後両社で、配・分電盤、関連機器など配電盤事業等領域において各々の得意分野・技術を生かし、共同での生産、製品開発、技術開発の検討を進めていく。
まず、2018年度中に生産面での協業を進める計画で、低圧分電盤の相互での生産分業などを検討している。また、国内の配電盤市場の成熟化が進むなかで、今後拡大が期待できる海外市場、とりわけアジア地域での協業を積極的に推進していきたい意向。
日東工業は1948年から配・分電盤やブレーカ、キャビネットなどを製造・販売し、省スペース、省施工、高機能などのニーズに対応する製品開発や先進の設備で高品質・短納期を実現する一貫生産などにより、さまざまなシーンで電気インフラをサポートしている。
一方、パナソニックは35年から産業用ならびに住宅用の配・分電盤、ブレーカ、計測機器を製造・販売。近年ではIoT、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)のようなトレンドに合ったBEMS・HEMS対応の配・分電盤の発売や施工現場のニーズに応えた製品開発など、電気設備の安全、安心に貢献している。
今後お互いの経営資源や事業ノウハウを有効活用しながら、より付加価値の高い製品・サービスの提供に取り組む。