イグス(東京都墨田区)は、ファナック製ロボットに装備するケーブル保護管「エナジーチェーン」用に2種のPUR外被ハイブリッドケーブルを開発した。
大規模な製造設備で産業向けロボットを効率的に使用するためには、直行動作用の第7軸が必要になることが少なくない。第7直動軸に沿って距離走行するケーブルでは、コークスクリューなどによるケーブル破損を回避することは極めて重要となっている。
新製品は、その他のイグス可動作ケーブル「チェーンフレックス」ケーブルと同様、束より構造を採用しており、高速動作でもコークスクリューなどの破損が発生しにくいのが特徴。
距離走行に適した耐久性を備えているほか、耐衝撃性に優れ、難燃性でハロゲンフリー。耐油性/耐クーラント性、耐加水分解性、耐微生物劣化性もあり、機械的にも電気的にも要件を満たしている。
同社は、ファナック用以外にもABB、KUKAロボット向けのケーブルもそろえている。