産業オートメーション用ネットワーク製品を手掛ける台湾・Moxaは、コンバージドデータおよび電力伝送用途に向けて、PoEポート当たり最大60Wを供給できる大型IPカメラ向けPoEスイッチ「EDS-P506E-4PoEシリーズ」を発表した。
新製品は、ポート当たり最大60W、総出力は180Wで、4つの高速イーサネットPoE+ポートを装備。12/24/48VDCの広範な入力電圧に対応し、スマートPD検出機能とプラグアンドプレイ統合により、PoE PDに容易に電力を供給できる。
Webアクセス可能なPDの診断と管理を容易にする内蔵Smart PoEソフトウエアは、スマート診断のための電力クラス、ステータス、およびエラーの自動PD検出を提供し、故障チェックを可能にする。故障チェック機能はカメラにフリーズまたは遅延が発生した場合、自動的に再起動する。
また、IEC 61850およびIEEE 1613に準拠し、過酷な条件下でのデータおよび電力伝送の最大稼働時間を確保するため、ミリ秒レベルのフェイルオーバー冗長性、デュアル電力入力、4kV LANサージ保護に加え、マイナス40~プラス75℃の広い動作温度範囲をサポート。
IEC 62443に準拠したサイバーセキュリティ機能を搭載しており、大規模な導入および管理を実現する同社製産業用ネットワーク管理ソフトウエア「MXstudio」に対応する。
Moxaは1987年設立。ヨーロッパ、米国、中国、台湾にオフィスを有し、産業用に特化した高品質・高信頼性のネットワーク製品を70カ国以上に提供している。