シュマルツ(横浜市都筑区)は、“インダストリー4.0”を実現する新たなデバイスとして、最大16台を一括で管理可能なターミナル型エジェクタ「SCTMi」を開発、日本での販売を開始した。
「SCTMi」は、既販の「SCPSi」と同等のエジェクタを最大16台、1つのユニットとして構成することを可能にした真空発生器。1台のターミナル式ユニットに対し必要な圧縮エア配管は1本のみ、かつフィールドバス上のIO-LINKマスタとの接続ケーブルも1本のみという省配線・省配管を実現している。
複数台のエジェクタを1つのIO-Linkバスを通して一括管理できるため、パラメータデータ取得のためのプログラムを簡素化し、作業時間や手間を削減することが可能。また、各エジェクタは個別に制御可能で、使用する工程に応じて最適に設定できる。
リード・プラグ・周辺機器などの接続部品の数を最少化し、ケーブル接続や取り回しの作業工数・コストを抑えることができるほか、自動エアセービング機能を有しており、消費エアを最大80%削減することが可能となっている。