ユアサ商事は、EC(電子商取引)プラットフォーム「Growing Navi(グローイング・ナビ)の運用を開始した。まず、切削工具や住設機器など300社200万点を検索・購入できるようにしている。また、卸売りの同社がエンドユーザ-に直接販売するのではなく、販売店が商談をまとめ、ECプラットフォームを使って発注する仕組みだ。
グローイング・ナビでは、特に商品検索をしやすくすることに重点を置いている。販売店が商品を検索する際の商品スペック、メーカー名などをメーカー横断で検索できるようにしており、大分類から中、小と分類で絞り込みながら、納期、在庫状況などを調べられる。価格は販売店ごとに異なることから、売価登録された価格が適応される。
同社では、グローイング・ナビの活用で、商品検索や受発注業務の大幅効率化を図り、その時間をソリューション提案などの対面営業力の強化につなげるとともに、普段取引している以外の商品拡販への効果も見込んでいる。
さらに、将来的には購入履歴などのログ情報を分析することで、より効率的な提案や需要予測などに活用した在庫適正化などにも活用できるとしている。