アズビルは、全国の営業所や支店など企業の複数拠点の入退室情報を遠隔から一元管理する「統合化入退管理システム」を開発、6月22日から発売した。価格は1事業所(10ゲート程度想定)350万円から。
同社は、かねて出入履歴データを労務管理に活用する取り組みを実践しており、現在、全国90カ所の拠点の出入履歴データを一元管理し、勤怠管理システムと連携して各従業員の入退室時刻と勤務申告時刻が合致しているかを確認。労働時間や従業員の健康管理などの労務管理に活用し、働き方改革の推進に役立てている。
新製品は、これまでの自社実績を基に開発。各拠点の従業員ゲートの出入履歴のデータをネットワーク経由で収集・一元管理し、ユーザー(人事・総務部門管理者)に日々配信するシステムとなっている。
また、顧客から要望が高かった管理権限設定機能を搭載。セキュリティカードの登録・変更、入室許可、出入履歴の表示などの管理権限を、建物、特定のエリア、組織単位で設定することができ、機密文書保管庫の入室許可設定を各事業所管理者に任せたり、入退室情報を把握したりすることなどが可能となっている。