エム・システム技研(大阪市西成区)は、倉庫や工場、体育館などの既存の照明器具に工事不要で使用できる高天井用LED照明「LF400シリーズ」を開発、9月から発売する。価格は18万円、販売目標は年間3000台。
新製品は、一般的に必要な電気工事(安定器のバイパス工事や、専用電源への交換)なしでランプを交換するだけで水銀灯と同等の明るさが得られるLED化が実現できるため、少ない予算で消費電力を下げる効果を享受できる。
HIDランプに比べ、消費電力を平均で約40%削減可能なうえ、寿命は3~6倍の約6万時間と格段に長く、交換の手間も削減できる。
また、HIDランプの磁気式・電子式、およびAC電源直結にも対応。内部のCPUが入力方式を自動判断し、各方式に最適な状態で点灯する。安定器の寿命や故障の場合、あるいは安定器とのマッチングの問題等で点灯しない場合は、配線工事を行うことで引き続き使用できる。
その他、水平方向(0~360度)および垂直方向(プラスマイナス90度)に角度を変更できるため、照射方向を任意に設定可能。ユーザーのうっかりミスによる破損、故障を「救済ワイド補償サービス」で3年間補償、一般保証は5年間となっている。